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執筆者の写真森 泰人(Hiroto MORI)

自由意志と規律


我々人間が自由意志に基づき万能性を発揮して生きることは素晴らしいが、私という未熟な存在がその「理想」を現実のものにし文字通り「自由自在」に今生を生きることはかなり難しい。


なぜなら 常に欲望が足を引っ張るからだ。欲望、煩悩の誘惑にさらされ、気が付いてみると足をすくわれている。蛇にそそのかされ魅惑的なリンゴをつい食べてしまう。それを繰り返してしまう。自由気まま、楽しいだけの生活も本筋を忘れているなら堕落でしかない。


そこで必要なのが「規律」だ。心(思考・感情)は常に揺らぎ 右へ左へと転がってしまう。コロコロ転がるから心というわけだ。カタカムナの言霊では コ:転がり入る(出る)という意味。心すべきは心なりけり(明治天皇の御製)。だから常々 心の手綱さばきには注意が必要。


規律という言葉も言霊で読み解くと本質がわかりおもしろい。

キリツ(規律、起立など):キ(エネルギー)+リ(離れる)+ツ(集まる)⇒「エネルギーが離れ集まるモノ」となる。本来的に自由な自然な生命エネルギーが一端離れて集まるということは、「自ずからのコントロール下」に置くと読み取れないだろうか。自由気ままが「自ずからのコントロール」で制御されると読める。自らが自らに課す規律、それは起立(自ずからの立つ)に通じる。言霊は音のエネルギー(周波数)なので同音異義語の本質は同じなのだ。個人では規律、社会では憲法や法律。


人生は束の間 とても短い。人生は有限、時間と体力は有限。時間の使い方は命の使い方。だから規律を打ち立てて 「今ここ」を十全に生きる。日々のルーティーンを規律正しくね! 2022.8.23

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